新野田変電所

―2013年6月16日
朝は雨で、行くかどうか迷った末、突撃したのは新野田変電所。
東武野田線の運河駅で降りて歩いていける距離にあります。
なんか変わった駅名・・・?
よくよく見たら利根運河がありました。
利根運河
運河も人工物であり、自然×人工物の美を求めている僕にとっては、
結構感動的でした。
手前は東武野田線の橋、奥のアーチは歩道用の橋。



東京理科大の前を抜けて、新野田変電所に近づいていきます。
するとお出迎えしてくれるのは、
275kVの北葛飾線(下回線は野田線)です。
新葛飾線
でかい。
北葛飾変電所まで続いています。



変電所に到着する寸前で、僕の大好物である「雨上がりの水溜り」を発見。
水溜り
見えている電線は北葛飾線。
まだちょっと暗くて、また雨が降るのではないかという
そういった不安と、怪しい道の先に何があるのかという
不安が合わさってなんとも言えない空気を出しています。
もちろん、怖くて進みませんでした^^



変電所の外周を沿って歩くと、普通の配電線よりも低い高さに送電線が通ってました。
これ・・・危なくないか・・・?
偶然竹馬少年が通ったら実に危険。
低い!
この線路は東京北線。
275kVです。先ほどの北葛飾線と同じです。
ジャンプしたらやばいじゃないか・・・?
もちろん、怖くてジャンプしませんでした^^



ここらで白黒写真を撮ろうと思いました。
鉄塔のシルエットは白黒写真ではかなりいい感じです
もちろん、トイカメラ系の白黒です。
鉄塔を生かすために空をどこにどう入れるかを僕はいつも気にしています。
新野田線
新野田線(500kV)。
僕の撮影する最も基本的な構図です。
線路方向45度、しゃがみながら、鉄塔は右、できるだけ左に空を配置。
今回の場合はフェンスもあったので入れてみました。



引き込み部分
この新野田変電所のメインの部分ともいえる引き込み鉄塔群。
いずれも275kVで、手前から東京北線、鹿島線、東京東線です。
鹿島線の4導体が素晴らしい
この写真は「道」をメインで奥行きを出すように撮りました。
この構図も僕の中ではスタンダードなものになっています。
ちなみにここをずっといくと自販機があるのでそこで水分補給できます。



東京北線
先ほどの東京北線です。
「もじゃ」の垣根から覗いているように撮りました。
もじゃさん、いつか届くと思うよ。



鹿島線
500kVクラス並みのゴツさを誇る鹿島線。
ごちゃっぷりがすごい・・・



自販機で水分を補給して、ふと雑木林の中に大きな分岐鉄塔を発見する。
よく、行ったよ・・・

ものすごく怪しい薄暗い雑木林の中の道を進むと・・・

新京葉線
新京葉線(500kV)が左から右に行き、そのまま新野田変電所には寄らずに右にそれていっています。
左の500kV分岐が新野田線になり、右の下回線は鹿島線です。
ここで舗装が終わり、泥の道になったので引き返しました。
誰も居ない薄暗い湿った雑木林。
もちろん超高速早歩きです。



湖西線
自販機まで戻り、変電所のほうを見ますと、湖西線が見えます。
上空に東京東線が通るので、可愛いかどうかはわかりませんがドナウ型鉄塔になっています。



最後に・・・
行きやすさ、有名な線路、規模どれをとっても優秀なので一度行ってみるとよいかもしれません。
雑木林はお勧めしません。
雨上がりの曇りの日は蒸しているので水分補給は気をつけたいところです。
夕焼けチャンスに変電所を訪れてみたいものですが、夕陽との合わせなら利根川横断の鉄塔とかがよさそうです。